特に何かがあるわけではない

『毒々生物の奇妙な進化』
クリスティー・ウィルコックス 著/垂水雄二 訳
文春文庫
ISBN978-4-16-791467-7
毒を持った生物に関して書かれた読み物。
良くいえば、現状の研究のまとめ、といえなくもないが、まだあまりよく分かっていないというのが妥当なところで、一冊の本にすべきようなテーマはない。読み物で良ければ、という本か。
これはこれで、ともいえるし、面白くないわけではないが、別に薦めるほどの何かがあるわけではないと思う。
能率的ではない。
悪くはないので、それでも読んでみたければ、というところか。
そうしたもので良ければ、という本だろう。