『ゴーストライター論』

神山典士 著
平凡社新書
ISBN978-4-582-85772-6
ゴーストライターについて書かれた本。
ライターが書いているだけに比較的まとまったそれなりの読み物で、ゴーストライターについて読みたければ、という本か。
ライターが書いているので全体的に擁護的で、スキャンダラスな面白みというのはない。
興味がなければ特にというものはないが、それなりといえばそれなりの読み物。
それでよければ、という本だろう。

以下メモ。
・作詞家が書いた歌は歌手のものになってしまうが、代表曲になれば逆に歌手を縛るようにもなる。
・本を作れば出版社は数百万から一千万に近いお金を使うのだから、企画ではそれだけの資金を投資できるのかということが問われる。