『ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか 工学に立ちはだかる「究極の力学構造」』

鈴森康一 著
講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-257768-7
ロボット工学に関して書かれた読み物。
一応の内容としては、力学的幾何学的制約からロボットと生物の構造や形が似てしまうこと、漸進的進化が及ばないことをロボットはできるのだから生物を超えることをしていこう、ということが書かれたものだが、読み物と考えておいた方がいいと思う。
そうした読み物でよければ、という本か。
特別でもないが悪くもない読み物。一貫して、生物を神様が設計したと擬神的に表現しているので、気に入らない人はいるかもしれない。
ロボット工学に関してといっても、別に難しくもないしたいした内容でもない一般向け読み物だと思う。
そうしたものでよければ読んでみても、という本だろう。