『中国社会の見えない掟 潜規則とは何か』

加藤隆則 著
講談社現代新書
ISBN978-4-06-288123-4
現代中国社会について書かれた本。
内容としては、中国では公的な法よりも私的な関係の方が優先される、ということが書かれたもので、そうしたもので良ければ、という本か。
個人的には、現代の日本においてもそうしたことは根強く残っているし、日本でも経済発展が進んでいなかった時代、ましてや政治体制が変わる前の戦前にはもっとそうだっただろうと思われるわけで、中国独自のもの、という点での面白さは、さほど感じなかった。
一通りのレポートでそれ以上のものがあるのでもないし。
後はそうしたもので良ければ、というところ。
そうしたもので良ければ、読んでみても、という本だろう。