『財界の正体』

川北隆雄
講談社現代新書
ISBN978-4-06-288087-9
財界について書かれた総花的な解説書。
全体的に、ややまとまりなくあれこれ書かれており、最初の一冊としてならこんなものかもしれないが、それ以上のものではない、という本か。
財界の力を過大に評価すると陰謀論っぽくなってしまうが、力がないとするとこの本の意義もないわけで、難しいところか。実際のところ、財界はこんな風に政治に影響を及ぼしている、力の源となる企業献金マジけしからん、という話でしかないだろうし。
一応の参考にはなるだろうが、それ以上のものではない。
それでも良ければ、という本だろう。