『人体再生に挑む 再生医療の最前線』

東嶋和子 著
講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-257700-7
いくつかの再生医療の実例に関するレポート。
特別ではないが、レポートといえば現状についての一通りのレポートという本か。そうしたもので良ければ、という本。
多分網羅的ではないだろうし、「〜」と力をこめる、みたいな完全新聞文体だし、それほど画期的な成果が上がっているわけでもないしで、わざわざ読んでみるほどのものがあるかどうかは、個人的には微妙に思った。
私だって、再生医療というのは臓器を培養して移植するのだろうと漠然と思っていた程度なのだが(本書に出てくる事例は幹細胞を注射などで移入するというパターンが多い)。
それでも良ければ、というところ。
特別ではないが、一通りのレポートではあると思う。
そうしたもので良ければ読んでみても、という本ろう。