『昭和出版残侠伝』

嵐山光三郎
ちくま文庫
ISBN978-4-480-42686-4
著者が平凡社を退社してから新雑誌『DoLiVeドリブ』を立ち上げた頃までを描いたエッセイ。
エッセイというか、フィクション風ノンフィクションというか。内容云々というよりは、軽快な文章を楽しむ本だと思う。
軽い文体でサクサク読めるので、そういうもので良ければ、という本。
内容に関しては、一つの時代といえば一つの時代を伝えているのだろうが、特別の、というほどでもないと思う。
それよりは、軽い文章をサクサクと楽しむ本。
そうしたもので良ければ、読んでみても良い本だろう。