実際のところ、

金利が下がっても別に投資は増えない、という話を聞いたことがあるが、それならば利下げが景気刺激策になるのは、金利が下がることによって資産を保有するインセンティブが薄れ、消費に回す分を増やすから、だろうか。
しかし、資産効果によっても多分消費は増えるのだから、金利を上げることによって保有する資産(の将来価値)を増やしてやれば、消費が増える可能性もあるのではないだろうか。
金利が上がることによって資産を保有するインセンティブが高まり消費に回す分を削る量が、金利が上げることで保有する資産が増え消費が増える量を、常に上回るかどうかは、それ程明らかではないのではなかろうか。