日本の公安警察に関する若干の考察

推論1:日本の公安は、伝統的に、共産党を含む左翼と右翼活動家とをそのターゲットにしてきたとされる訳で、イスラム過激派への浸透は弱い、と見るのが妥当ではないだろうか。(あるとすれば、日本赤軍パレスチナゲリラ→イスラム過激派、という関係だが、元々はアフガンの反共ゲリラ出身のアルカイーダとの接点は少なそうだ)
推論2:であるならば、イスラム過激派による国際テロの懸念が昂っている昨今、公安筋から、日本国内におけるイスラム過激派のテロに対する過剰な反応が出てきても良さそうに思うのだが、どうなのだろう。
仮説A:過剰な反応は出てきているが、私が知らないだけ。
仮説B:過剰な反応は出てきていない、その訳は、
B−1:公安はイスラム過激派の情報を全く得ていないので、日本国内でのテロには思いも及ばない。
B−2:公安はイスラム過激派の情報を十分に得ており、日本国内でのテロ対策には自信を持っている。
B−3:テロが発生した場合、いずれにしても公安は焼け太りになるのだから、組織防衛の観点からいっても、別に騒ぎ立てる必要はない。
ちょっとよく分からない状況だ。