『データサイエンス入門』

竹村彰通 著
岩波新書
ISBN978-4-00-431713-5
データサイエンスがどのようなものであるかを軽く紹介した本。
よくいえば、入門の入門。悪くいえば、あまりに表面をなぞっただけで深い中身はない。中学生くらいで本当にまったく何の前提知識のない人にはこれでいいのかもしれないが。そういう、入門教科書でよければ、という本か。
中学校の教科書とかなら確かに面白くはなさそうだが、生徒に読んでもらうためにも少しは面白くしてあるのではないだろうか。少なくとも本書よりは。
本当に何も知らないのだとしても、統計学の本とか情報技術の本とか機械学習の本とか、他を探したほうがいいのではないかと、個人的には思った。