『スポーツの現場ではたらく』

小松ゆたか 著
イースト・プレスイースト新書Q
ISBN978-4-7816-8041-5
スポーツドクターをしていた著者が、アスリート以外の人がスポーツの現場で働くとはどういうことか、またそのなり方などを記した本。
割と正面切ってスポーツの現場で働く道を探ったリクルート本だが、別に王道の決まった道はないようで、帯に短し襷に長し、というか、もっと正面からスポーツドクターの四方山エッセイにすればよかったんではないのという気がするが、経験談にしては、自分の経験を全体に波及していて、主語がでかい、という感じもするので、微妙か。
可もなく不可もなくというよりは、可もあり不可もあり、という本。
スポーツドクターの体験エッセイとしては面白い部分もあり、本気でスポーツの現場に飛び込もうとしている人にとっては参考になる部分もきっとなくはない、かもしれない。
薦めるほどではないが読んでみたければ、というところ。
それでもよければ、という本だろう。