『方程式のガロア群 深遠な解の仕組みを理解する』

金重明
講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-502046-3
ガロア群について書かれた本。
ガロア群論を、現代的な理解でなく、ガロアが考えた射程から捉えようとした本で、そうしたものでよければ、という本か。
別の切り口から、ということで、別ではない群論についての多少の知識はあること、別のものを読もうとするほどに好事家であること、が読者の前提条件になっているとはほとんど考えていいと思う。
万人向けの本ではないが、それならばそれもあり、というところではある。
そうしたものでよければ、という本だろう。