『佐藤文隆先生の量子論 干渉実験・量子もつれ・解釈問題』

佐藤文隆
講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-502032-6
量子論素朴実在論との齟齬に関して書かれたノート。
メモ書き、とまではいわないが、あまりまとまりも筋書きも主張もない覚え書きで、そうしたものでよければ、という本か。
別にいい本ではないと思うが、個人的に面白い部分はあった。
一冊の本で分かるはずもない、というか、著者だってよく分からないからこうしてノートにしているわけで、これはこれで、というものか。
一冊の本で分かるはずもないので、量子論について何冊も読んできている人向き。
いい本ではないが、それでもよければ、という本だろう。