『哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎 脅威の器官がうまれるまで』

酒井仙吉 著
講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-257898-1
進化について書かれた本。
生命進化に関していくつかのことがやや雑多に書かれたもので、あまりテーマ的な統一感はない。雑学本としてならありかも、という本か。
哺乳類の誕生とか泌乳器官の進化については、特に正面きって論じられているわけでもないので、期待はできない。
全体に中途半端といえば中途半端。
よくいえば、雑学本としてはあり、というところか。
ただ、雑学本としてなら『牛乳とタマゴの科学』の方がテーマがはっきりしていてよかったのではないだろうか。
それでもよければ、という本だろう。