『ヘタウマ文化論』

山藤章二
岩波新書
ISBN978-4-00-431415-8
ヘタウマに関する随筆。
エッセイといっても論ではなく完全に随筆なので、著者の随筆を読みたいという人向き。著者の随筆でよければ、という本か。
ここまで完全に随筆だと、内容が云々という期待はすべきではないと思う。
立ち読みで読んだ岡本太郎のエピソードが面白かったので購読したらそこが一番面白かったというね。
エッセイなので合う人には合うのだろうから、それでよければというもの。
この著者の随筆が読みたければ、という本だろう。

以下メモ。
・先代の林家三平が「もう大変なんすから」と言えば笑いが取れる。これをフラがあるという。
・舞台の上に机が置いてあって両側に男が座っていれば、取調室のコントだと分かる。