『科学は大災害を予測できるか』

フロリン・ディアク 著/村井章子 訳
文春文庫
ISBN978-4-16-781210-2
様々な災害について、科学がどこまでその予測に迫ってきたかが書かれた本。
現状をやや楽観的な見地からおおまかにまとめた本で、それ以上のものはない。そうしたものでよければ、という本か。
過度な期待をしなければ、まとめはまとめ。
これといった内容はないし、悲観的な人なら本書と同程度のことから反対の結論を導き出すだろうし、普段科学書なんかまったく読まないという人にはいいのかもしれないがそういう人が読むほど面白おかしくもないし、特にといえるほどのものはなかった。
それでもよければ、という本だろう。