『公務員試験のカラクリ』

大原瞠 著
光文社新書
ISBN978-4-334-03635-5
公務員試験に関して書かれた読み物。
よくある業界裏話系の読み物で、そうしたもので良ければ読んでみても、という本か。
ただし、内情暴露系とかカラクリとかいうほどの内情は、ないと思った。
全体に、特にどうということはない読み物。
特別というほどでもないが、公務員試験を受けたい人とか、そういう人になら良いのではないだろうか。
興味があるならば読んでみても、という本だろう。

以下メモ。
・仕事の幅が広くて地味で規制で縛られていたりもする公務員の仕事は、多くの人の憧れになるには弱く、安定していて厚遇で仕事が楽で転勤が少ない、というような余得が志望動機になることもやむをえないかもしれない。
・地方公務員に地元の人を採るべきか全国から能力のある人を募集すべきかは悩ましい問題だが、試験の中に地元に密着した問題を少し入れるくらいのことはあってもいいだろう。