中国産の冷凍餃子に農薬が混入していた事件は、

中国が望む北京オリンピックの成功に一定の影を落としたであろうが、3月の台湾総統選挙前に中国がなんらかのアクションを起こすのなら、その行動は、おそらく北京オリンピックの成功を危うくするものであるに違いなく、従って、中国が北京オリンピック成功のために失点を重ねる訳にはいかないと判断するのなら、毒ギョーザ事件は、中国の台湾総統選挙へ向けた行動を抑制する効果があるものと考えられる。
そうであるとすると、もし仮に、中国が本当に台湾総統選挙前になんからの行動を起こそうとしていたとするのなら、中国から見て、台湾総統選挙前の微妙な時期(しかも最初の患者の発生から騒動まで1ヶ月もかかっている)に起きた今回の事件は、<敵>による謀略、に見えるのではないだろうか。
中国当局が、農薬が中国国内で混入された可能性が極めて低い、と発表したのは、この事件を謀略と見ているから、ということはないのだろうか。