『外資の常識 伝説のディーラー奮戦記』

藤巻健史
日経ビジネス人文庫
ISBN978-4-532-19420-8
藤巻健史のエッセイ集。
大体のところ、いつもの藤巻節なので、ファンが読むようなエッセイ集、と考えておくのが最も間違いがないだろうか。
後は、特に述べておくようなことはない本。そうしたもので良ければ、読んでみても、という本だろう。
以下メモ。
・大統領だけでなく、米銀でも、トップが替われば大規模な組織改革がある。日本の首相交替に外国人が過大な期待を抱きがちなのは、そうした文化の現れである。
・かつて、邦銀間で預金量が争われていた頃、期末になると、預金扱いになるロンドンの銀行間取引で大量の資金を借りていた。