『江戸の性談 男たちの秘密』

氏家幹人
講談社文庫
ISBN4-06-275262-X
江戸時代の性風俗に関する読み物。
大体のところ、ありがちな江戸読み物で、候文の引用が控え目なことなどから、好事家向けというよりは、より広く一般向けという感じの本か。
だから、こういうのを読んだことがない人向け。
私個人的には、寧ろ好事家の部類に入るだろうから、そんなに目新しいことは書かれていなかったし、特にどうということもない本ではあったが、エピソードもいろいろ入っているので、こういうのが初めての人には楽しめるかもしれない。
読んでみたければ、読んでみても、というところだろう。