『経済数学入門の入門』

田中久稔 著
岩波新書
ISBN978-4-00-431707-4
経済学において数学がどのように使われているか、書いた本。
個人的にはそれほど感心はしなかったが、経済数学を学びたい人が学習の前にその実際の使われ方を知っておくことには効果はあるのだろうから、それでよければ、という本か。
微分とかテイラー展開とかベルマン方程式とかをどう使うか書かれているが、微分とかテイラー展開とかベルマン方程式とかが何かは解説してくれない。
この本が誤差と思えるくらいにこれから山ほど勉強する覚悟のある人向け、というところか。
アンチョコとしては使えない。
そういうものでよければ、という本だろう。
以下メモ。
・現在、経済学論文では実証分析が主流になっている。