2017-03-10 『発掘狂騒史 「岩宿」から「神の手」まで』 上原善広 著 新潮文庫 ISBN978-4-10-120686-8 旧石器捏造事件に至った戦後考古学の流れを追った本。 見てきたような、という書き方をしていて、物語としては読みやすく分かりやすいのだろうが、当然すべてを見てきたわけはないので、そこんとこどうなの、という本ではある。 個人的には結構微妙。お薦めしたくないタイプの本ではあった。 物語として読みやすくはあるだろうから、そうしたものでよければ、という本か。 薦めはしないが、それでも読みたければ、という本だろう。