『発掘狂騒史 「岩宿」から「神の手」まで』

上原善広
新潮文庫
ISBN978-4-10-120686-8
旧石器捏造事件に至った戦後考古学の流れを追った本。
見てきたような、という書き方をしていて、物語としては読みやすく分かりやすいのだろうが、当然すべてを見てきたわけはないので、そこんとこどうなの、という本ではある。
個人的には結構微妙。お薦めしたくないタイプの本ではあった。
物語として読みやすくはあるだろうから、そうしたものでよければ、という本か。
薦めはしないが、それでも読みたければ、という本だろう。