『ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか』

中山淳雄 著
PHPビジネス新書
ISBN978-4-569-80733-1
コンプガチャを抜きにして、ソーシャルゲームマンセーした本。
でもコンプガチャでしょう、は禁止。そういう突っ込みを入れない人向けの本。
著者は、ソーシャルゲーム業界は「人を集め」「熱狂させ」「それをお金に変える」ノウハウを身に着けたと主張するが、人を集めて熱狂させそれをお金に変えるだけならマルチ商法だっていいわけで、どうやってお金に変えるかが問われなければならないだろうとは思う。
コンプガチャでも何でもござれ、という人向き。それでいい人には、マーケティングのヒントにはなるのかもしれない。コンプガチャだけど。
それでよければ、という本だろう。

以下メモ。
ソーシャルゲームの一回のログイン時間は平均7分で、ユーザーはスキマ時間を使っている。
ソーシャルゲームのビジネスモデルは、無料で大量に集めたユーザーが作るコミュニティーの中から少し抜きんでるための課金アイテムを売り出すというものである。その分析や希少性の管理は徹底的に行う。