『国語が子どもをダメにする』

福嶋隆史 著
中公新書ラクレ
ISBN978-4-12-150426-5
国語教育のあり方や入試問題を批判した本。
最終的な主張としては、国語とは論理的思考力を育むものであり、そのための言語技術である「言い換える」「比べる」「(論旨を)たどる」ことを教え、試験ではその力がついているかどうかを問うようにしなければならない、というところか。
そうしたものでよければ読んでみてもよい本。
主張がはっきりしていて対策もちゃんと提示しているので、悪い本ではないと思う。
ただ、国語教育が著者のいうようになっているとしても、それは理由があってそうなっているのだろうから、変われというだけで変われるかどうか疑問ではあるが。
そうしたものでよければ読んでみてもよい本だろう。