『金融vs.国家』

倉都康行 著
ちくま新書
ISBN978-4-480-06428-8
金融と国家との関係に関して、いろいろと書かれたビジネス書。
大体の傾向として、昔でいえば長谷川慶太郎とかそんな感じの、ありがちなビジネス書と考えて間違いない。そういうものが良ければ、読んでみても、という本。
全体的に、特別なテーマはないが、著者の金融についての考えが大雑把に記されたものなので、大雑把なもので良ければ、著者の考えが捉えやすくはあるかもしれない。
後は、別にそれなりのビジネス書。
こういうのが良ければ、読んでみても、という本だろう。
以下メモ。
・株式会社は、巨大な資本を必要とする鉄道会社において必要とされた。
・現代の金融市場も、バブルと恐慌から自由ではなく、金本位制のように、通貨の供給になんらかの枠をはめる仕組みは、必要であるかもしれない。