『マンガでわかる微分積分 微積ってなにをしているの?どうして教科書はわかりにくいの?』

石山たいら/大上丈彦 著 メダカカレッジ 監修
ソフトバンククリエイティブサイエンス・アイ新書
ISBN978-4-7973-4250-5
微積分の入門書。
基本的に、それなりに分かりやすい入門書で、一部展開式が分からなかった他は私にも理解できたので、入門書としては良くできた本だと思う。微積分の入門書が読みたければ、読んでみても良い本。
マンガだから分かりやすい、というよりは、グラフを頻繁に使って説明しているので、分かりやすい、という感じ。
マンガであることは、左ページの本文は横書きで左上から読んでいくのに、右ページのマンガは右上から読んでいくので、やや混乱の元にしかなっていない気もするが。
さすがに因数分解二次方程式の解の公式までは説明してないが、そのレベルがクリアできるならば、微積分の入門書としてはこんなものだと思う。
微積分の入門書が読みたいのならば、購読しても良い本だろう。
メモ1点。
・定数項は微分すると消えるので、原始関数(不定積分した時に得られる関数)は定数項を無限に取り得、これを積分定数として表示する。定積分は原始関数の二つの値を引き算したものなので、定数項が消える。