男女が別れることを、

別々の人生を歩む、という風に現すのは、詩的な表現ではある。
しかしどうも、男性シンガーの歌詞や男性向けの物語でそういう表現は余り使われないような気がするのだが、気がするだけなのか、それとも何かのジェンダーバイアスがあるのだろうか。
別れゼリフに「これからは別々の人生を歩いて行こう」と言っちゃうような男は、気障過ぎて男性向けのマンガでは使い難いだろう。
そこにジェンダーバイアスがあるのなら、男性が女性と後腐れなく綺麗に別れたい時、こういう風にいってみると効果がある、だろうか。
(男性から別れを切り出す場合、「もう友達に戻ろう」とか、未練を残す表現が好まれるような気がするのは、男は常に精子をばらまくことを考え、少しでもその可能性を残そうとするという竹内久美子的解釈)
諸君等の健闘を祈る。