『僕がテレビ屋サトーです 名物ディレクター奮戦記』

佐藤孝吉 著
文春文庫PLUS
ISBN978-4-16-771317-1
テレビのディレクターが自らの経験を語った半自伝的なエッセイ。
基本的に、人生の成功者が自分の経験を語った本なので、面白く読めると思う。興味があるならば、読んでみても良い本。
昭和の無頼派というか、悪いことやってきましたけどここまで成功しました、みたいな露悪的な部分があるので、合わない人はいるだろうこと、ある程度、リアルタイムで著者の作ったテレビ番組を見てきた人向けという面はあるので、全く著者の番組を見たことがないという人にはやや辛いものがあるだろうこと、から、必ずしも万人向けとはいえないかもしれない。
後は、そうしたもので良ければ、それなりに楽しめる本だと思う。
興味があるならば、読んでみても良い本だろう。