自殺者数

日本における自殺者数が、1998年から現在まで、3万人超くらいの数字で大体平均的に推移しているのに、1997年以前には、2万人から2万5千人くらいの間で、かなり長い間これまた平均的に推移しているのは、不思議だ。
このようにかなり不自然な(と私には思われる)異同に関して、それを指摘する意見は殆ど見られないが、これは統計学的には不思議ではないのだろうか。
というか、普通に考えれば、これは1998年に自殺の定義が変わったか集計方法が変わったかで数字が変わってきているのではないかと疑いたくなるところだが、警察庁厚生労働省の二つの統計で同じような動きになっている訳だから、そうではないということなのだろうか。
3万人を超える自殺者を生む1998年以降の現代日本社会と、自殺者数が2万人から2万5千人くらいの間だった1997年以前の日本社会とで、何が変わったのだろう。
(自殺者数の分かりやすいグラフのあるページ→http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2740-2.html