『電波利権』

池田信夫
新潮新書
ISBN4-10-610150-5
政府の周波数割り当て政策とそこに安住する放送業界を批判した本。
全体的に、ありがちといっては悪いかもしれないが、別にありそうな批判本。個人的には手軽すぎて内容に厚みがないように思ったが、言葉を変えれば、新潮新書らしい手軽な本ではある。
取り立てて良くもないが、悪いということもないので、そうしたもので良ければ読んでみても、という本か。
余り、よく調べてあるとかきれいにまとまっているとかこんなに凄い内実があったのかとかいうことはないと思うが、読み捨てるくらいのつもりならばこんなものだろう。