『明治大正翻訳ワンダーランド』

鴻巣友季子
新潮新書
ISBN4-10-610138-6
明治大正期の翻訳者や翻訳文学に関していくつかのことが書かれたエッセイ。
雑学本、というよりは、ファンが読むような類のエッセイ、と考えておいた方が間違いのない本か。
私には特に面白い本でもなかったが、特別駄目という程でもないエッセイなので、これで面白いという人には面白いのかもしれない。ファンが読むエッセイで良ければ。
竜頭蛇尾な印象を受ける部分も結構あるし、雑学本としては余り期待できないと思う。