誤解ではないと思うけど http://d.hatena.ne.jp/heso/20040509#p2

ここが問題なのかな。

むしろ、「小林一茶風日記」で八割方経験されたと書かれている「管理教育」に、家に突然乗り込んで私物を奪っていったり、ガラス窓に叩きつけて怪我をさせておきながら生徒のせいにしてしまったり、と言うところまで含まれているのなら、これを犯罪と思わない事に疑問と異常を感じます。

教師が家にやってくるということは、噂レベルでは聞いたけど、実際にやられた、という見聞は高校三年間ではない(家庭訪問で来ただけ)。ガラス窓に叩きつけるというのは、管理暴力はあったのであったとしても不思議ではないが、実際にそこまで酷いものは見聞していない。いずれにしても、そんなのは相当なレアケースであって、管理教育が一般的に犯罪である、というのとは違うと思う。内藤朝雄さんが述べていることが真実でないとは思わないけれど、それでも尚、当事者でもないのに管理教育を断罪するのは煽られすぎじゃないか、というのが率直な感想。
全部記憶している訳ではないが、高校三年間で私が教師に殴られたのは多分5回以内くらいか。忘れているだけかもしれないが(2回は覚えている。三年の冬に居残りの授業をサボろうとして見つかった時も、結末は覚えていないが、多分殴られたんじゃないか。殴られた記憶はないので殴られなかったかもしれないが、まあ普通殴られるだろう。後は、忘れたのが年に1回としても、6回)。これでも、多分周りのやつらよりも殴られている方だと思う。普通の奴は授業サボらなかったし。クラスには40人以上いるのだから、見せしめで月に一人殴ったとして、女子生徒は余り殴られないだろうから、このくらいの計算か。実際の管理暴力の数はもっと少なかっただろうけど、それでここまでの効果がある訳か。管理する方としてはやめられない訳だ。
ちなみに、こうしたことも、現代の東京とは相当に異なる、昔の田舎社会を背景としてできたことであって、現代の東京に同じものを持ってくるとしたら、やはり一番問題になるのは、これらの管理教育が男女交際を禁止していたことではないか、という気がする。それとも、今は暴力の方により敏感だろうか。うちの親はビシバシ殴ってくれと教師に言っていたが。