『睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか』

櫻井武 著
講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-502026-5
睡眠の脳科学について書かれた本。
一通りのさらっとしたまとめで、悪くはないという本か。読みたければ読んでみても、というところ。
オレキシン作動性ニューロンは、覚醒中枢であるモノアミン/コリン作動性ニューロンを活性化させ、睡眠中枢であるGABA作動性ニューロンによって抑制される、というようなことがあれこれ書かれていて、脳科学のとっかかり本としてもよいのではないだろうか。
全体的には、可もなく不可もなく。
特別でもないが、興味があれば、という本だろう。

以下メモ。
・ノンレム睡眠時にグリア細胞が脳内の老廃物を洗い流している。
・体内時計の調節には、同じ時間に食事を採ることが有用だ。
・起きているときに酷使した脳の部位がより深く眠る。