『ラバウル獣医戦記 若き陸軍獣医大尉の最前線の戦い』

大森常良 著
光人社NF文庫
ISBN978-4-7698-2966-9
第二次世界大戦中にラバウルに篭城した獣医による戦記。
ラバウルというのは飛び石作戦で後方にほうって置かれた日本軍の拠点なわけで、戦闘らしい戦闘や行軍はまずほとんど存在しない戦記となっており、戦記として面白いかというと、ちょっとどうなのかなあという戦記ではある。
個人的には薦めるほどでないが、それでもよければ、という本か。
実際には大変な苦労だったろうし、貴重な経験ではあるとしても。
ここまでくるとかなりの戦記マニア向けというか、戦記なら全部読んでみたいという人向け。
そうしたものでよければ、という本だろう。

以下メモ。
・鶏は飼って二百匹くらいに増えると疫病で数を減らす。