『反中vs.親中の台湾』

近藤伸二 著
光文社新書
ISBN978-4-334-03454-2
台湾の現状についてのリポート。
簡単にいって、新書ではありがちな時事リポート、という感じの本か。
特別でもないが、悪くもなく。読んでみたいのなら、読んでみても、というところだが、わざわざ読んでみる程のものがあるかどうかは、保証できない。
別に悪くはないので、それでも読みたければ読んでみても、という本だろう。
以下メモ。
・台湾の人々の政治意識は、独立や統一でなく、少なくとも当面は現状維持、というのが大多数である。
・国民党内部にも、親中派と本土派(本省人主体で台湾自立にも配慮する人々)の対立がある(「本土」という場合には、中国大陸ではなく台湾を指すらしい)。
・日本企業が、台湾企業をパートナーにして中国に進出するケースも多い。