2006-12-16 『大奥の奥』 鈴木由紀子 著 新潮新書 ISBN4-10-610191-2 江戸城大奥についての雑学読み物。 別に良くもないが、特に悪いということもない本で、概説っぽい部分があるので、余り手軽という印象は受けないが、それでも読み捨てるくらいのつもりならば読んでみても、という本か。 家宣・詮房を持ち上げて綱吉・吉保をけなしている辺りが、いかにも作家が書いた歴史本という感じだが、こんなものといえばこんなもの。 特に良い点もないので積極的に薦めるのではないが、読んでみたければ読んでみても、というところだろう。