『大奥の奥』

鈴木由紀子 著
新潮新書
ISBN4-10-610191-2
江戸城大奥についての雑学読み物。
別に良くもないが、特に悪いということもない本で、概説っぽい部分があるので、余り手軽という印象は受けないが、それでも読み捨てるくらいのつもりならば読んでみても、という本か。
家宣・詮房を持ち上げて綱吉・吉保をけなしている辺りが、いかにも作家が書いた歴史本という感じだが、こんなものといえばこんなもの。
特に良い点もないので積極的に薦めるのではないが、読んでみたければ読んでみても、というところだろう。