『日本の右翼』

猪野健治
ちくま文庫
ISBN4-480-42050-9
戦前、戦後の日本の右翼の動向や主要人物の列伝を記した雑学本風の本。
列伝といっても、簡略なプロフィールにいくつかのエピソードを添えた程度で、全体的に、通り一遍で平板な感じの本ではある。
個人的には、200ページ足らずのコンビニ文庫の雑学本でならともかく、その倍の分量があるのにこれでは正直きつい、というところ。何らかのテーマを設定するか、豊かな歴史観をモチーフとするか、もう少し何か必要だったのではないだろうか。
メモ1点。
笹川良一統一教会の顧問だった。