2005-05-11 『日本の右翼』 猪野健治 著 ちくま文庫 ISBN4-480-42050-9 戦前、戦後の日本の右翼の動向や主要人物の列伝を記した雑学本風の本。 列伝といっても、簡略なプロフィールにいくつかのエピソードを添えた程度で、全体的に、通り一遍で平板な感じの本ではある。 個人的には、200ページ足らずのコンビニ文庫の雑学本でならともかく、その倍の分量があるのにこれでは正直きつい、というところ。何らかのテーマを設定するか、豊かな歴史観をモチーフとするか、もう少し何か必要だったのではないだろうか。 メモ1点。 ・笹川良一は統一教会の顧問だった。