2016-09-16 『イスラエル秘密外交 モサドを率いた男の告白』 エフライム・ハレヴィ 著/河野純治 訳 新潮文庫 ISBN978-4-10-220066-7 モサドの長官を務めた人の回顧録。 ただし、回顧録といっても告白というよりかはほぼプロパガンダで、アメリカの読者に向けて、イスラエルはアメリカの役に立つ、イスラエルにとってよいことはアメリカにとってよい、敵はパレスチナ、アラブ、イスラムだ、と主張した本。 イスラエルやモサドの気にさわるようなことはまず書かれていないと思って間違いない。 それでよければそれなりの価値はあるのかもしれないが、少なくとも一般向けにいい本ではないと思う。 特に薦めるような本ではないだろう。