『黙示録 イメージの源泉』

岡田温司
岩波新書
ISBN978-4-00-431472-1
絵画や文学や映画に使われている黙示録のモチーフを紹介した本。
よくいえば文芸批評なんだろうが、紹介の域を出るものではない。
私は取り立てて面白いとは思わなかったが、こういうのが面白いという人もいるだろうから、それでよければ、という本か。
破滅と栄光を交互に描くコントラストとか、バビロンの大淫婦やアンチキリストや死神のイメージの由来とかを紹介したもので、紹介といえば一つの紹介。
それでよければ、という本だろう。