数式はないが

『三体問題 天才たちを悩ませた400年の未解決問題』
浅田秀樹 著
講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-522844-9
三体問題についての解説本。
三体問題が数学上の難しい問題であることを数学を使わずに説明したもので、それで良ければ、という本か。
個人的には、微妙に踏み込みが足らず分からないもやもやだけが残ったという印象だが、じゃあ数式で説明すれば分かるのかといえばそんなことはないわけで、これはこれで、というものか。
最初のとっかかりとしては、こんなものであるかもしれない。
もう少しうまく説明できないのかなという気はするが。
読み物としてまったくないわけではない。
そうしたもので良ければ、という本だろう。