概論

地磁気逆転と「チバニアン」 地球の磁場はなぜ逆転するのか』
菅沼悠介 著
講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-519243-6
地質年代チバニアンと、その標準地層の、千葉に見られる地層などが示す地磁気逆転について書かれた本。
詳細ではないがおおざっぱに大体のことが書かれた概論で、そうしたもので良ければ読んでみても、という本か。
悪くはない。
あれこれ書きすぎてテーマが拡散的ということもないし、細かすぎて分かりづらいということもないし、詰め込みすぎということもないし、結構バランスは取れていると思う。
読んでみたければ読んでみても、という本だろう。

以下メモ
地磁気がなくなれば地球にやってくる宇宙線も増える。
宇宙線によって作られる放射性核子も増えるので、それを調べれば昔の地磁気の強さが分かる。