2019-12-22 強い主張をした本 『統計分析を知れば世界が分かる 身長・体重から格差問題まで』松下貢 著中公新書ISBN978-4-12-102564-7複雑な事象についての統計は対数正規分布になるはずであり、そうなっていない場合にはそれを矯正すべきである、と主張した本。論理的には無理筋の強い主張をしているので、薦めはしない。自分の主張を通すために統計を悪用している、といえば、それは曲解だと反論されるだろうが、要するに著者が行っているのもそういうことだ。特に読んでみるほどのものではないだろう。