強い主張をした本

『統計分析を知れば世界が分かる 身長・体重から格差問題まで』
松下貢
中公新書
ISBN978-4-12-102564-7
複雑な事象についての統計は対数正規分布になるはずであり、そうなっていない場合にはそれを矯正すべきである、と主張した本。
論理的には無理筋の強い主張をしているので、薦めはしない。
自分の主張を通すために統計を悪用している、といえば、それは曲解だと反論されるだろうが、要するに著者が行っているのもそういうことだ。
特に読んでみるほどのものではないだろう。